Le 1 mai 2007
帰国日
世話になった邸宅の自分の部屋に掃除機をかけ、雑巾がけをする。
フェイサルの用意してくれたシーツを洗う。
荷物の整理をする。
鍵を返す。
一息ついて、キッチンでお茶をしていると、急に寂しくなる。
また、会えるだろうか・・・。
今回の旅で再会した人、出会った人、場所、道、物、音、匂い・・・
アーティスト達と共に生活しながら、一度も絵を描くことのなかった時間
けれど、温かい紅茶を一杯飲み終わると、結局は自分次第なのだということに気付く。
そう思うと元気になる。
明るい顔で邸宅の皆に礼を言い、次来たときは一緒に制作をしたいと言い残し、世話になった場所を後にする。
空港へは北駅RERで向かう。北駅までは歩いても、地下鉄でも大した距離ではないが、大きなスーツケースを持っての移動は勧められないと言われ、タクシーで行く。北駅校内は、RERで空港に行く人も多いためエレベーターが整備されているので荷物に関しては問題ない。
RER 北駅→シャルル・ドゴール空港 8.1ユーロ
空港に到着してから、ターミナル(今回はターミナル2)までは結構な距離がある。とはいえ、動く歩道があるのでゆっくり行けば大したことはない。搭乗手続きをし、荷物を預けると後は身も軽くなる。飛行機に乗る前、携帯で何人かに電話をかけるが皆留守電だった。唯一1人だけつながったので短く話し、再会を楽しみにしていると言って電話を切る。
飛行機が飛び立つとき、次は大分先か長期滞在になるかもしれないと、なんとも矛盾した予感がひらめいた。あてにならない予感はさておき、またフランスの土を踏みたいと思う。
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