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緑と狼ブログ

緑と狼用ブログ2007/2/22設置

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フランス生活27日目

2007/04/28(Sat)00:24

Le 28 avril 2007

近くのスーパーにカレーライスの材料を買いに走る
・じゃがいも
・人参
・マッシュルーム
・玉ねぎ
・鶏肉

邸宅の皆に明日カレーライスを作る予定(ルーは日本から持参)。明日はスーパーが休みのため、今日のうちに買出しだけ行っておいた。日本風カレーライスがヨーロッパ人にウケがいいのは既に実証済みだったので、評判についての不安はない。

今日はメトロのIENA(イエナ)駅より歩いてすぐの場所にある、「Palais de Tokyo」(パレ・ド・トーキョー)と「Musee d'Art Moderne de la Ville de Paris」(パリ市現代美術館)に行ってみることにする。両方ともコンテンポラリーアート(現代美術)のみが展示されていて、スルギのお薦めだった。

イエナの駅に着くと、ちょうどマルシェが立っていた。すでにいくつかの店が店じまいをしようとしている時間だったからか、一番手前のお店では残った果物や野菜の安売りをしていた。

私は運良くこの店でまたもや「Gariguette」(ガリゲット)という苺を2パック3ユーロで買うことが出来た。白アスパラガスの束もかなり値引きをしていたが、重いそれを持って美術館巡りをすることを思うと手が伸びず、惜しいことをした。

■「Palais de Tokyo」(パレ・ド・トーキョー)
http://www.palaisdetokyo.com/

パレ・ド・トーキョーでは「Nouvelles du monde renverse」という展示会をやっていた。このタイトルは色々な意味で取ることができるので、今の私の語学力で日本語訳することは避けたいと思う。

アイデアは物理学者らから始まり、テーマは逆転、倒壊。50億年後に焦点をあてたときに考えられる大変動、大異変などを題材とし、5名のアーティストによる展示と集団による2つのプロジェクトが展示されていた。

とりわけ、興味深かったのが「Michel BLAZY」(ミッシェル・ブラジー)の「Post Patman」という展示。

ミッシェル・ブラジー:1966年生 フランス人
 
展示室に入ると異様な熱気と異臭でここが美術館なのかと眼を疑うが、それは確かに彼によるインスタレーションの場で、様々な植物や食べ物を利用して造られたそれらは元の様相を留めない形で作品となっている。展示期間中に変化し、腐敗したらしいそれらの作品は、今回のテーマに沿った異空間を作り上げるのに成功しているようだった。

art2.jpgart3.jpgart1.jpg









壁面(米粉と水)  壁面(きのこ)   壁面棚上(オレンジの皮)

きのこやオレンジの皮はアーティストが時折足している

art7.jpgart8.jpgart5.jpg









床面鳥(チョコレート) 床面丸い球体(春雨) 床面骨(犬のえさ)

壁面は野菜のピュレや水などを混ぜたものが塗られている


■「Musee d'Art Moderne de la Ville de Paris」(パリ市現代美術館)
http://www.paris.fr/portail/Culture/Portal.lut?page_id=6450

パリ市現代美術館では2つの展示会が執り行われていたが、時間の都合もあり1つを選んで見ることにした。

「une grande rétrospective de l'oeuvre de Peter Fischli et David Weiss」
ペーター・フィッシュリ& ダヴィッド・ヴァイス大回顧展)

Peter Fischli & David Weiss
スイス人の2人組みアーティスト
http://www.tcfilm.ch/fischli.htm

日常のありふれた材料やステレオタイプなイメージを用いフィルム、写真、映像、インスタレーション、造形にいたるまで幅広く制作。1979年から共同制作してきた彼らの軌跡を辿る回顧展

次の2作品は床に座って映像を見た。時折笑い声がもれる。

Der Lauf Der Dinge「事の次第」(1987年)
倉庫の中に一列に並べられたバケツやタイヤなどの多種多様なモノたちが、触れ合って倒れたり、重力によって転がるなど、影響を受けゆるやかにつながり続ける過程を30分間絶え間なく捉えた実験映像作品。

→本編映像と共に、映像の制作工程が写されていた。彼らはこの30分のために途方もない時間を実験に費やしている。

Der Rechte Weg「正しい方向」(1983年)
冴えない中年動物のネズミとパンダが自然の中を旅するなかで色々な出来事に遭遇するストーリー。 

彼らの作品は挑戦的で大胆なものと日常的で普通なものが共存している。それがブラックなユーモアにとんでいたり、非常に深いメッセージをおびていたりして、そのテンポが小気味よい。


美術館を出て、GergeV(ジョルジュ・サンク)大通りに向かって歩いていくと、途中「Ediard」(エディアール)を見つけたのでエクレアを1つ買って食べる

eclair1.jpg







Eclair  au citron(レモンエクレア) 3.9ユーロ

シャンゼリゼのLadureeでケーキも買う

laduree1.jpg









あまりにも有名なIspahan(イスパハン):ローズマカロン・フランボワーズ・ライチクリーム

1dc9053e.jpeg









この夜飲んだガス水「st-Yorre」(サン・ティヨール)
ナトリウムが強くて、かなり癖があるが、好きな人は好きなよう
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