Le 26 avril 2007
今日はマレの教会の近くに「le village SAINT-PAUL」(サン・ポール村)といういくつかのお店が集まった一画があり、アンティーク店が多いという話を聞いて行ってみることにする。
路面店もあれば、敷地内に入らないと道路からではまったく見えないお店もあり、門は狭いわりに中へ進むともっと奥があるという造りになっており、なかなかおもしろい。端の方に1軒こじんまりとして趣味の良さそうな店を見つけショーウィンドウ越しに覗いてみると、早速私の目に飛び込んだものがあった。黒い鉄と白い陶器で出来た壁に取り付けるタイプのフックで、今回の旅で是非手に入れたかったものの1つだった。中に入ると、その他にもタツノオトシゴの形をした蝋燭や、真鍮と大型の貝殻で出来た石鹸置き、アンティークの額つきの絵などが狭い店内に品良く飾られており、どれも素敵だった。
フック
たつのおとしごの蝋燭
ドイツ人だというお店のマダムによると、この店はアンティークと現代のものをミックスして売っているとのことだった。選ぶ眼によって、美しくもなり、汚くもなる。この店は明らかに前者で、今回はフックと蝋燭を購入したが、次回は貝殻の石鹸置きを手に入れたいなどと、いつのことになるかわからない再来を想像した。
カフェの窓辺で餌をついばむインコ
美しい造花や花器を売る店
その後、散々マレ地区を歩き回った後で、夜ポンピドゥーセンターに赴く。
ポンピドゥーセンターの前には少し坂になった広場があり、多くの人が思い思いに過ごしている。決して綺麗とは言いがたい石畳だが、フランス人は平気で寝転ぶ。その後、一日で着ていた服を洗濯するかは不明。
とはいいつつも、私もこれから入場しようとしている、ポンピドゥーの展示内容を考えると、その前にひとまず休憩を取るのは必須だと思い、その石畳に座り込んで1時間ほど道行く人を眺める。
美術館は一般展示が21時迄、企画展が23時迄という日本では考えられない望まれた開館時間のため、かなり遅くに入場してもゆっくりと見られる。結局7時頃入場し、企画展を見終わったときには23時ぎりぎりで、いくらこの時期は遅くまで明るいといっても、あたりはすっかり暗くなっていた。
ポンピドゥーから見たパリ
ポンピドゥーは本当に面白い
面白すぎて、隅から隅までみっちりと見るため、長い時間がかかるし、かなりの体力を消耗する。出るときには頭がズキズキと痛むほどだったが、やはり来て良かった。
ポンピドゥー 美術館入場券 10ユーロ
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