Le 16 avril 2007
今日はアンジェ出発の日。
朝起きて、出発の用意をすませ、キッチンに行くとキャトリーヌが食事をしながら待っていてくれた。
朝食をとりながら、彼女は「
もう2~3年したらパリの近くの街で住むつもりでいるのよ」と今後の人生設計について教えてくれた。今のアンジェの家はもう少しでローンが終わるので、そのまま残し貸家にするつもりだという。自分達の買った家には住まず、自らにとってより快適な場所に移るつもりだという彼女は、自分の暮らした家への執着よりも、新しい街を発掘することを楽しんでいるようだった。
余裕を持ってキャトリーヌの家を後にするつもりだったが、時間を10分間違えていたことに気付き、小走りで駅まで行き、扉の閉まる直前にようやく電車に乗り込む。
La Rochelleあたりからスペインかメキシコか、とにかく肌の色が少し浅黒い青年二人が乗ってきた。大きな目をしたその美しい青年達は、一見物静かそうに見えたが、暫くすると一人の青年が何かをいい、それに対しもう一人が返答するという問答が続いた。結局二人の問答は、彼らが乗ってから降りるまで、たっぷり1時間以上は続き、耳にキーンと響く機関銃のようなその喋り口調は、私を含め同室の二人の乗客をも明らかにいらだたせた。彼らが去った後、同室の男性は「
あまりにも長かったよ」と肩をすくめ、私は大きなため息をもらさずにはいられなかった。
ボルドーに到着し、とりあえず今日の宿泊先である「Etap Hotel」(エタップ ホテル)に向かう。翌日が早い出発のため、あらかじめ駅前のホテルを予約しておいたので、フロントで宿泊費を払うと、すぐに部屋をあてがわれた。部屋へはフロントで教えられたコードを入力して入る。エタップ ホテルはアーコール ホテルグループの中でもランクの低めなホテルだが、室内はとても清潔で、スタッフの人も感じが良いため快適に過ごせる。
Etap Hotel Bordeaux st-jean 1泊(シャワー、トイレ、TV付) 46.30ユーロ
この夜飲んだガス水「salvetat」
口の中で泡が大きくパチパチはじける感じ
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