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緑と狼ブログ

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フランス生活20日目

2007/04/21(Sat)01:40

Le 21 avril 2007

バイヨンヌからパリ行きの電車に乗り、もうすでに2時間程経過しただろうか。深夜0時近い出発だったため、空いていることを予想していたが、車両内は意外に乗客が多く、私の隣にも50歳半ばかと思われる男性が座っている。それでも、いくつか空席があり前に座っていた男性は早々とこの空席を確保して横になっている。これからまだ4時間はかかる。車内は夜の冷たい空気が窓を通り抜け、段々と冷えてきているため、寒くてなかなか寝付けない。
SNCFのホームページで早い時期に購入してあったこの席は、初めて乗る1er(1等)席だったけれど、2等席とさほど変わらないように思う。1等にしたのは、2等よりも値段が安かったからで(普通はもちろん1等のが高い)、特に高級な席に座りたかったわけでもないが、それでも多少期待していたため、弱冠期待はずれだった。

※SNCFのホームページでチケットを購入すると・・・

「SNCFホームページ」
http://www.voyages-sncf.com/leisure/fr/launch/home/

 乗車日より前倒しでチケットを購入する場合、ネット上限定の早割りチケット「Prem's」の対象となることがある。全てのチケットに適用されるわけではなく、乗車区間、購入日、残席数、乗車日、電車の種類等で「Prem's」の対象になる場合とならない場合があるようだ。

購入方法は、SNCFのホームページでTRAINの初期ページより「乗車駅」「下車駅」「乗車時刻」「片道か往復か」など必要情報を入力し次に進むと、自動的に判断され「Prem's」の対象となればその料金が表示される。
「Prem's」のチケットは自宅でプリント(A4用紙限定)できるので、フランス在住でなくてもあらかじめ手元にチケットをおくことができる。通常のチケットの場合、Composter(コンポステ)と言って乗車前に駅に常設してある機械で刻印をする必要があるが、プリントチケットの場合コンポステの必要はない。その代わり、検札時チケットと共にパスポートの提示を求められる。

ちなみに「Prem's」のチケットは変更・返却ができない
厳密に言うと、最近では変更・返却ができないチケットを対象に、変更・返却ができるようにする保険を適用することができるが、それについてはここでは割愛させていただく。

さて、結局ほとんど一睡もできないまま、パリ・モンパルナス駅に到着。そのまま次に向かうベルギーの「Bruges」(ブルージュ)行きの電車に乗るため、パリ北駅に移動する。2時間後に乗った車内は大分暖かく、一度「Lille Flandre」(リール・フランドル)で乗り換えるも、ぐっすりと眠る。と同時に夜行で夜を越す列車に乗ることは二度とすまいと心に誓う。

ブルージュに10時30分頃到着。ホテルまでは徒歩20分程だったようだが、前回の教訓を思い出しバスに乗ることにする。駅内に観光案内所があり、人が列を作っていたので私もそこに並ぶ。待っている間に「バスについては駅の外の窓口で」といった内容が書かれているのを見つけたが、皆の目的はどうやら市街地の地図らしく、それならば私も必要だと並んで”買う”ことにする。

ブルージュ市街地地図 :0.5ユーロ

そう”買う”のである。フランスでは観光案内所に赴くと地図を無料でくれるが、さすが観光地というべきか簡易地図にお金を払ったのは初めてだったけれど、確かに作りはしっかりしている。

次にバスに乗るために案内所でチケットを購入し、何番線に乗ればよいか聞くと「3/13」と答えが返ってきた。この「/」の意味が分からず、もう一度聞くと「3」は乗り場で「13」がバスの路線番号らしい。けれど3番乗り場に13番線の表示はなく、ウロウロと探し回った挙句にバスの運転手に直接尋ねると「12」番線だよといわれる。いやもしかしたら「13」番線でも行けたのかもしれないし「13」には違う意味があったのかもしれない。問題は、案内所のおじさんは「オランダ語」を喋っていたことで、フランス語で「ケル リンニュ?」(何番線?)と繰り返し尋ねる私に「3/13」と書いた紙を渡したおじさんの意図は違うものだったのだろうか。

なんとか「12」番線に乗り、ホテル近くの中心街で降りる。ブルージュ市街の道は入り組んでいて、先ほど買った地図が大いに役に立った。

lucca6.jpg










「Hotel Lucca」
Naaldenstraat 30 - 8000 Brugge
http://www.hotellucca.be/
1泊(シャワー・トイレ・TV付、朝食込) 65ユーロ

ホテルは今まで泊まってきた清潔だが簡素なフランスのホテルと違い、ロビーは重厚な家具や調度品が置かれている。部屋の鍵をもらい案内される途中、階段や壁に飾られている調度品を見て、きっとオーナーは趣味の良い人なのだろうなと思う。
lucca3.jpglucca5.jpg










lucca4.jpglucca2.jpg










部屋はせまいけれど(本当にせまい。おそらく3畳ほどだろうその部屋に、よくベッドと箪笥とシャワールームが配備されたものだと関心するほどだ)、趣味良く整えられており賑やかな通りから1本中に入っているため、とても静かだ。

ともかく、疲れていたのでとりあえずシャワーを浴び少し寝る。

昼過ぎに起きだし、地図を片手に市内を散策する。歩いていると、思った以上に身体が重いことに気付き、途中サロン・ド・テに入り、ワッフルと紅茶をいただくことにする。

bruges2.jpg









ベルギーのワッフル

少し疲れがとれたため再び街を歩いていると、団体旅行で来ている日本人の方を何組か見かける。それ以外にも各国の観光客が街に繰り出しているのを見て、想像以上にここが観光メッカなのだということに驚く。ブルージュの観光には欠かせない運河沿いの道を歩いていると、いつのまにか人ごみから抜け地元の人が時たますれ違う程度のところにでた。そのまま街を取り囲む河まで歩いていくと、思いのほか外側の道が美しいのに気付く。大きなプラタナスの木の横には、あたり一面に白い花の咲くお花畑があり、ジョギングする人やサイクリングする人も沢山見かけた。風車のある高台に登ると街を見渡すことができるが、更に高いところから見ようと欲を出し、風車に取り付けられた階段を何段か登ったところで突風に吹かれ怖くなってへっぴり腰で降りた。

canal1.jpgbruges3.jpgbruges1.jpg









ブルージュの風景



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